症例1120 ヒアルロン酸豊胸後に脂肪再生豊胸を行ったハイブリッド豊胸例

  • 症例1120 ヒアルロン酸豊胸後に脂肪再生豊胸を行ったハイブリッド豊胸例

     44歳、女性、BMI 16.0、体重34.95㎏。約9カ月前に有名美容外科チェーン店で片側70ml、両側で140mlのヒアルロン酸豊胸をお受けになっており、脂肪再生豊胸を受けることでハイブリッド豊胸を行い、バストのサイズアップを希望して来院されました。

     

    Before:ヒアルロン酸豊胸後のバスト

     バストの大きさ(トップバストとアンダーバストの)は5.2cmでした。脂肪再生豊胸溶液100、総量200mlを注入しました。

    Before:脂肪再生豊胸施術後2カ月目のバスト

     バストの大きさ(トップバストとアンダーバストの)は10.5cmとなり、バストは5.2㎝大きくなりました。体重は34.90㎏で、体重は0.5kg減少しました。しかし、バストの形はいびつで、数回の修正豊胸の必要性を感じました。
     本症例では体重が増えなかったにもかかわらず、5.2㎝の豊胸効果がありました。豊胸効果の予想値(ハイブリッド豊胸の頁の図1)は3.5cmでした。よい豊胸効果が得られた原因はお客様の胸郭の幅が狭く、バストの底面積も小さいため、豊胸効果が大きくなったと考えられました。しかし、バストの形はいびつで、数回の修正豊胸の必要性を感じました。

     
     また、本症例では、約9カ月前に有名美容外科チェーン店で片側70ml、両側で140mlのヒアルロン酸豊胸をお受けになっております。ヒアルロン酸豊胸では、本症例の脂肪再生豊胸施術前のように、バストの輪郭がスムーズではなく、左右差も発生し、また両側のバストの内側の距離に隔たりができてしまうというヒアルロン酸豊胸にありがちな豊胸後の問題点が観察されます。本症例のように胸郭の幅が小さい方には、片側70ml、両側で140mlのヒアルロン酸は豊胸としては多すぎると考えられます。

     
     本症例では体重が施術前より0.5kg減少しても、豊胸効果が得られましたが、これは運が良かったということだけの結果です。脂肪再生豊胸では施術前後で1kgの体重増加がなければ豊胸効果は十分な結果として表れません。




     医療広告限定条件解除

     脂肪再生豊胸溶液100の調整
     お客様から採血し、血漿を分離します。線維芽細胞成長因子と脂肪乳剤(をこの血漿に加えて脂肪再生豊胸溶液を調整します。

     施術
     笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に22ゲージ注射針で乳房再生豊胸溶液を注入します。乳房再生豊胸溶液注入中は少なくとも動脈酸素分圧をモニターします。注入後15分から30分ベッド上で安静をはかります。止血を確認後、お客様に帰宅していただきます。

     料金
     税込み641,300円

     リスク
     体重増加を防ぐ食事制限、過激な運動で豊胸効果は期待値を超えないことがあります。

     施術を受けられない方
     卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。

     副作用
     脂肪再生豊胸の副作用は、乳房の色素沈着や赤み、かゆみで10%までの頻度でみられます。バストの色素沈着やあかみに対してはトラネキサム酸、かゆみに対しては抗アレルギー剤の投与で対応しています。脂肪再生豊胸では線維芽細胞成長因子を使用しますが、この薬剤に含まれるエデト酸によるアレルギーがあります。また、脂肪乳剤には大豆蛋白質は含まれていませんが、卵黄からの脂質が含まれ、アレルギーを起こすことが知られています。脂肪再生豊胸時にアレルギー反応を認めた症例はありません。施術後に迷走神経反射と思われる胃の痛みや吐き気が1~数%の頻度で認められます。